春日部市歯科医師会は、地域の皆様の健康のために、市役所、保健所、医師会、薬剤師会の先生方とともに様々な活動に取り組んでおります。また、本会会員の医療機関におきましても春日部市健康協力医療機関として地域医療に積極的に取り組んでおります。
本会の活動としては、教育委員会からの委嘱で市内小中学校の学校歯科医は学校保健法を熟知した歯科医師が、法に定める就学時検診、定期健康診断、学校保健委員会などを通して子どもたちの健康を見守っております。また、母子保健法に定める乳幼児健康診断(1歳半、3歳半)も本会会員が取り組んでおります。昨年度には、春日部市口腔保健推進に関する条例が春日部市市議会全会一致で可決し、同年4月より施行されました。以前から行われていた、妊婦歯科検診事業、歯周病検診事業も「口腔保健推進に関する条例」が施行されたことにより、行政とともにより充実した検診事業として強力に推進しております。また、市内医療機関との強力な連携関係を構築し、春日部市立医療センター、秀和総合病院との全身麻酔時の口腔感染予防を軸とした「周術期連携」にも専門研修を受けた本会歯科医療機関が提携しております。本会の「周術期連携医療機関」は、国立がん研究センターとの連携による「がん診療連携登録歯科医療機関」事業にも参加しております。
近年急速な高齢化社会に向かいつつある中で、本会は埼玉県の事業である「地域在宅歯科医療推進拠点」を運営しております。本事業は、通院困難な患者さんの在宅診療支援として歯科衛生士による毎日の電話相談受付、医療機関との調整体制を本会事務局(ふれあいキューブ内)に設置し、春日部市地域包括医療の一環として活動しております。また地域包括ケアシステムの一環として、関連団体との協力により様々な啓蒙啓発事業を推進しており、「治す医療から予防する医療へ」の啓発講演会なども強く推進しております。
春日部市歯科医師会ならびに会員は、地域にお住まいの皆様の健康と安全をモットーに、時代に即した健康推進事業を展開してまいります。